常設展からの企画展詳細!
🗻ちょう個人的評価🗻
・混雑
空いている。周りに1人ほど(土曜日10〜12時)
・絵画ボリューム
普通(負担がない量)
・説明量
少し少ない?意図を深く理解するには少し少ないかも。
・テーマとの整合性
テーマの二人の結束や関係性については知れますね。
それがどう大きく日本に影響したのかというのは自分の持っている岡本太郎の歴史や美術界に与えた影響を知らないと少々難しいかもです。自分で補足できれば理解できる部分も多いかもしれないけど。
『本展は、岡本太郎の盟友であるクルト・セリグマンの作品を岡本の作品とともに紹介し、
岡本芸術の形成過程を探ると共に、両者の友情によって第二次世界大戦後の日本の美術界に
もたらされた影響の意義について検証する展覧会です。』
・テーマの面白さ
今までいろいろな太郎の企画を見てきましたが、いきなりセリグマン!って感じで、太郎にそんな友達がいたとは知らなかったのでびっくりでした。太郎とセリグマンの関係を探る中で、その時代のデザインや趣向についても知る機会もあったので、いいおまけもありました。
・右脳左脳度
右脳左脳バランスよかったんじゃないかな。
・建物
好きっ
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☀目次☀
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企画展の内容を章ごと紹介します。
今回の企画展は太郎の盟友との活動を通して、これまでの経過を振り返る、
ちょっと太郎の時代にタイムスリップしたような展示でした。
写真が撮れないのが惜しい!!!
- 第一章 クルト・セリグマンと岡本太郎
- 第二章 アプストラクシオン・クレアシオン協会
- 第3章 ネオ・コンクレティムスと国際シュルレアリスト・パリ展
- 第4章 読売新聞主催第3回日本アンデパンダン展と朝日新聞社主催世界・今日の美術展
- 第5章 ニューヨーク・ヒューゴ画廊の岡本太郎展
- 第6章 芸術は呪術である
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第一章 クルト・セリグマンと岡本太郎
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1930年代の太郎とクルト・セリグマン作品が飾られていて、二人の作品の比較ができます。
確かににてる。
セ:戦闘
www.artbasel.com
太郎:コンドルポアン
www.tanabegarou.com
普通にクルトの『日曜日』や『メムンと蝶』もいい作品でした!!
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第二章 アプストラクシオン・クレアシオン協会
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太郎とセリグマン、協会会報誌掲載されたことがあり、かつ1973年存命の画家の作品を版画で一点ずつ展示するコーナー。
これがとてもよく、
この時代の芸術の傾向がすごく見れて面白かったです。
めっちゃデザイン。デザイン好きにはたまらないコーナーかもです。
ピエトモンドリアン、ハンスアルプとか有名どころをみつつ、
その中に太郎の『空間』が展示されているから、なんか日本を誇らしく感じました。
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第3章 ネオ・コンクレティムスと国際シュルレアリスト・パリ展
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こちらの章からは太郎とクルトが一緒に参加や選抜を協力した展示を復元したような展示が続いていきます。
この頃のクルトの作品はショーン・タンのような感じを受けます。
版画集『紋章の放浪の作品』や詩集の挿絵などすてきな作品が多々ありました!
その中に『電撃』というタイトルで、珍しく写実的に人を書いている太郎の作品がありました。
この時代はすごいデザイン的なものが流行った時代なんですかね?
一貫して展示がすごいデザインデザインしているなと感じました。
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第4章 読売新聞主催第3回日本アンデパンダン展と朝日新聞社主催世界・今日の美術展
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またまた抽象絵画多い。時代なんですかね?
色彩もみんな近く、雰囲気も近い感じ。
池田龍雄の『ゴム族』かわいい。
『ゆりかご』はぶさいく。
池田龍雄(1928〜)による「ゴム族」(1956年)。岡本太郎、花田清輝、安部公房らのアヴァンギャルド芸術運動に参加した日本の前衛美術を牽引する画家です。 pic.twitter.com/SZBcIuNHn3
— 龍國竣/リュウゴク (@Ryuugoku) 2013年11月20日
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第5章 ニューヨーク・ヒューゴ画廊の岡本太郎展
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この展示はクルトのおかげで悲願の太郎の個展を開催できたそうなんですが、
マッカーシズム渦中のため太郎は渡米できなかったんですって。
『まひるの顔』がかわいい作品でした。
みたことない太郎が結構いた!!
こうやって太郎はニューヨークに進出していったんだなぁ(しみじみ)
savvytokyo.com
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第6章 芸術は呪術である
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おしまいの章。
『芸術は呪術である』とは岡本太郎の有名な言葉ですが、呪術研究をしてあいたクルトの影響があったのではないかと紹介していました。
そしてその言葉とともにクルト・セリグマンへのオマージュではないかとされる白の背景を使っている太郎の絵画が展示されていました。そばにクルトの白い背景の絵も展示されながら。
確かによくよくみると『予感』って背景、白だったのね。
→まだの方こちらも合わせてどうぞ。
「ウチの中の岡本太郎」@岡本太郎常設展に行ってきました!
●Let’s enjoy together!●
のりちゃん主催
社会人芸術鑑賞サークル(Club of ART)