Hand of muse🎤🎹

ミュージカル活動について♬

COLOR🎶観劇

はいはいはいはい、ダブルキャストでみてきましたよーー!いえーーい!

 

horipro-stage.jp

 

🎹目次🎹

🎹🎹🎹🎹

 

1、どんなミュージカル?

原作:坪倉優介「記憶喪失になったぼくが見た世界」をもとに作られたホリプロミュージカル。

植村花菜が初のミュージカル作品を担当、

脚本は『アナと雪の女王』の訳詞で話題を呼び、ミュージカル『生きる』や劇団四季の新作ミュージカル『バケモノの子』などを手掛ける高橋知伽江が脚本と歌詞(植村花菜と共同歌詞)を担当。

演出は回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞、ミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』など話題作を次々と手掛ける小山ゆうな

編曲・音楽監督には、ボストン・バークリー音楽大学で学び、自身も作曲・演奏家として活躍、数多くのアーティストや映像作品への楽曲提供、ディズニーD23 Expo Japanなどでの編曲も手掛けてきた木原健太郎が担当する。

 

2、ストーリー→楽曲紹介

 

📖1989年、雨が降る日の夕方。

帰宅途中に乗っていたスクーターが、トラックに衝突。

救急車で搬送されるが、そのまま意識不明の重体に。

 

🎤曲名不明(僕/母)

集中治療室に入って10日後、奇跡的に目覚める。

しかし、僕は両親のこと、友人のこと、自分自身のこと、そして、食べる、眠るなどの感覚さえも、何もかもすべて、忘れていた。

 

📖1996年、編集者は僕のもとへ向かう。

とある編集者はベストセラーを生み出したいが、課題にぶち当たっていた。

そんな中、交通事故愛記憶をなくした僕の経験を知り、可能性を見出した彼は僕と母親を訪ねる。

母親は事故にあったばかりのかつての僕について語り始める。

 

🎤曲名不明(僕/母)

母は僕に記憶を思い出してもらおうとアルバムを見せることから始めた。

僕はその中で目の前にいる人が『母さん』というのだと知ることから始める。

 

🎤曲名不明(僕/母) 1989年 

ごはんは美味しいということ、アイス!をまた一から知し始める僕

 

🎤曲名不明(僕/母)

母は子供のように僕に教えていくが、僕のために父は大人として扱うように言われる。

母は僕への接し方を悩む。

僕はありとあらゆることがわからなくて悩む。

 

🎤どうして

どうして毎日ご飯を食べるのか、どうして寝るのか、どうして人間は猫より偉いのか。

母は毎日浴びせられる質問に疲弊して僕の質問を拒むと、僕は家を飛び出していってしまう。

→2:00:成河バージョン

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🎤夢追いかけて

迎えに来た両親に僕は『生き返らなければよかったのか』と訴える。

その様を見て、母はまた一緒に僕の夢を取り戻していきたいと願う。

 

→4:20 濱田バージョン

ミュージカル『COLOR』 稽古場シーン映像 - YouTube

 

 

📖現代:編集者のもとに、少しずつ原稿は上がってくる。

突拍子もないことを書き連ねていく彼の原稿にうまくいくの一抹の不安を覚えていた。

 

🎤タイトル不明(僕)

僕が初めて電柱、お金に出会ったときの僕の気持ち。

 

📖母からは大学に戻した頃のインタビューをする。


🎤タイトル不明(僕)

母の希望で僕ははやく大学に戻る。

大学に電車で通ったり、エレベーターに乗れるようになるまで、迷子になって何度も帰ってこれなかった話。

 

🎤タイトル不明(母)

僕は通学に慣れていくが、母は僕の口数が少なくなり心を閉ざすのが心配だった。

僕は大学で浴びせられる言葉、友達の名前を忘れたこと、植物人間だったことを驚かれ、わからないことを諌める言葉に傷つき塞いてた。

 

🎤タイトル不明(僕)

僕はUFOキャッチャーに閉じ込められているぬいぐるみたちを見ていると自分と重なり助けてあげたくなり、ひたすらゲームに明け暮れてしまう。

ぬいぐるみで四畳半が一杯になるまで、全財産を投入する。

 

→2:15 ソンハver

youtu.be

 

 

📖その頃の彼の絵は、自画像が骸骨で表現されていた。

絵が好きだから大学に戻せば記憶を取り戻せるかもと大学に連れ出したが、絵を描くこと、好きだったことも僕は忘れていた。

絵で褒められた経験、
絵にまつわる記憶も失ったことで、
過去だけでもなく『夢もなくしたのだ』と母は気づく。

ある日、僕はかつての友人に会う。

 

🎤タイトル不明(僕/友達)

自動販売機に興味を持っていた僕は友達と再開して、奢られ、初めて炭酸飲料を飲む。

楽しく乾杯を交わす。

僕はこんなものを作れる人間ってすごい!と感動する。

 

🎤タイトル不明(友達)

友人は軽音楽部にいたころの話をしてくれる。

そして一緒に作曲した歌を歌ってくれた。

やってみなきゃわからない!と、風船をつけて飛んでようとして、高いところから飛び降り過去から作った曲を聞かせてもらう。

 

📖僕は友達に会ったことを母に告げる。

僕は過去の自分の作品に興味を持ち、早くその作品を見て、過去の自分を取り戻したいと母に強く伝える。

 

🎤ぼくの万華鏡(僕)

僕は焦りや悲しさ、やるせなさが募っていく。

万華鏡のように形をなさない自分の記憶に感情が堕ちていく。

→8:00:浦井バージョン 10:00:成河バージョン

ミュージカル『COLOR』 稽古場シーン映像 - YouTube

 

📖大学に行くと、記憶を失いわからないことばかり。

授業の単位、部活の部費、過去の友達、
そのたびに『事故で』と話さなくてはいけない。
そして受ける人の落胆や距離を置かれた言葉に僕はますます追い詰められていく。

 

🎤タイトル不明(僕/母)

ある日、夜中に家を出ようとしたところを母に静止される。
「誰もいないところに行きたい」という母に「絶対にいかせない」と全身全霊で止める。

母は耐えきれず涙を流す。
僕は初めて見る涙に心が苦しくなり、拒否を止める。
母は「思い出さなくていい、今を一緒に生きたい」と僕を抱きしめながら告げる。
僕も記憶にとらわれらず、今日を生きようと決心をする。

 

📖現代:編集者は足掛け4年、仕上がらない原稿に焦っている。

しかし、この作品を作ることは『記憶喪失』に向き合うことで『記憶』とは何かを知れるものになるのだと期待をして、僕の執筆を応援していた。

 

🎤ぼくの行き先(僕)

🎤COLOR〜いのちの色〜 (母)

僕は大学の専門を染色に変える。

周りと自分は違うということをまた違う面から捉え始めた僕は、たくさんの鳥の中に一匹だけ色が違うデザインを作る。

『自分だけ違う色、みんなと同じになれない』という僕に
母親は『みんな色が違う、探してみたら、あなただけの命の色』と応援する。

→12:50 浦井ver →14:30柚木ver

ミュージカル『COLOR』 稽古場シーン映像 - YouTube

 

🎤タイトル不明(僕/母)→🎤タイトル不明(僕)

僕は大学に遅刻しそうになり、父親にバイクで登校することを願う。

事故の原因になったバイクに乗ることを恐れる母親に、もう大丈夫と告げる。

 

僕は新たな挑戦に前向きにまた進むと心に決める。

 

📖2001年、本がやっと完成。

本はベストセラーになり、僕の職場にはファンが押しかけてくることも。

 

🎤タイトル不明(僕) 2004年

僕は次のステップに進もうと工房を退職。

向かった先は13万円しかない彼でも行けるドイツ旅行。

 

🎤タイトル不明(母) 2006年

彼はすべての経験を経て、自分の色で人との心を繋ぎたいとアトリエを開き、講演会も開催する。

その姿を見て母は立派に自立していく僕に安心と喜びを感じる。

 

🎤タイトル不明(僕/母/大切なヒト)

過ごした時間が色になる。

明日もっと感動する色に出会うため、色を探し続ける僕の物語。

おしまい。

 

3、よかった演出

1)作者が美術家なので、演出がアーティスティック。

頭の中が混乱しているときに文字が積み重なっていく映像や、UFOキャッチャーのカラフルなクマが積み重なっていったり、ところどころにお洒落さを感じる演出が良かったです!

 

2)ストーリーの良さ

原作に編集者から見たストーリーを入れることでまた違う角度から僕の記憶をたどっている。

本を読んでいるときは純粋に彼の見ている世界を一緒になって「こんな風に見えるんだ」と追うだけだったんだけど、そこに編集者目線が入ることで、

彼が見ている世界をもし自分が体験することになったら・・・という視点が生まれてくる。

そして、そのことを通して『人にとって記憶とは何か』と考えさせられる。

『記憶をなくすことはただ記憶をなくすだけでなく、好み・・その人の感性や夢もすべて奪われてしまう。感性も夢も人とのかかわりの中で積み重ねて作られるもので、記憶を失うということはその全ても失うということだ』

的なセリフが本編にあって、とても大切なことを考えさせられた。

そしてその経験を経て新しく得た過去、色・・・というテーマに繋がっていく。

とても無駄のない脚本が素晴らしいなと思いました。

 

4、よかった俳優

1)僕(浦井健治/成河)

二人の僕。
浦井僕、成河僕だと笑いを取れるところも全然違うのが面白い(笑)

浦井くんの僕はあまりキャラクターには違いがないのに比べて、
成河さんの場合は脳の障害から回復するまでの台詞のテンポ、喜怒哀楽をかなり凝って作っている印象でした。

歩きかたも最初はカチコチしていて、神経質そうに手をカリカリかく動作、言葉ではなく喃語に近いところから、
小学生→大学生→成人と新しい過去を取り戻していくたびに変わる演技が素晴らしかったです。

浦井くんのぼくは喜怒哀楽がはっきりした子供なのですが、
成河さんの場合は喜怒哀楽を忘れた障害のある子供からスタートしてます。

そこから二人の役の解釈の違いが感じられて、


①初めての白米を食べるシーン
浦井くんは普通に好奇心旺盛に、おいしーうわぁあああ(喜)ってなるんだけど
成河さんの場合は出されてもボーッとして促されたら真似する。
そしてそれがおいしいとわかった瞬間にスイッチが入ったようにびっくりする。感動度が強調される演技プラン。

②脱走『生き返らなきゃよかったのかな』
わからないことがたくさんで、その気持ちをお母さんに受け入れてもらえなかったとき脱走してこのセリフを両親に言うのですが
浦井くんは大声で感情をぶつけて言うのに対して、
成河さんの場合は色々知ったばかりの言葉でぐちゃぐちゃの頭で模索して、ぼそっと言うんです。
それがゾットするんですよね。
浦井くんのは見ててめっちゃ悲しくなり、守ってあげたくなるんだけど
成河の場合は死んでしまいそうで心配になる感じ。

 

③過去を取り戻せないことに気持ちが限界に達する(🎤僕の万華鏡)

浦井くんは悲しいという演技をする。
成河さんは取り戻せないことに神経質に焦っている演技をする。

そして両者がピークに陥ったとき
浦井くんは悲しいって演技をして
成河さんはできない自分は価値がないんだと絶望する演技をする。

こっそり泣きながら大丈夫とぐったりしている浦井くんに対して
成河さんは壊れてネジが止まるような演技をする。


両方見とくとホクホクでした。

 

ちなみに笑いどころだと例えばエスカレーターに初めて乗るシーンは浦井君の方が笑いを取ってました。

成河さんの場合は結構まじめに頑張っているので、真剣に見守っちゃう要素もあったりして、でも浦井君の場合は面白いところは笑いをしっかりとりに行くって感じ。

友達と乾杯して水をかけちゃうシーンは

浦井君は思いっきり乾杯をして友達に水をぶっかける
成河さんはしくじって自分にぶちまける(笑)
どこまでも違う二人。

そんはさんの多役(主役じゃなくアンサンブル)を演じる方はあれはあれで見てすっごく良かった。

どっちもよかったですよ。
好みかな?成河さんのほうがシリアス&演劇よりになる、浦井くんのはテンポがミュージカルってかんじ。
好みかな。

 

2)母(濱田めぐみ/柚希礼音)

母についてはそんなに演技プランの違いはない印象。

濱田さんのほうが歌唱になったときの音色に熱がこもるのはやっぱりウマイ。
柚木さんは優しい。ほんと本人の愛情深さが演技のここぞってときにでる。

明らかに僕の様子がおかしくて、外に出ようとする僕を行かせない!と拒む演技については柚木さんの押し返す演技プランのほうがすごかった。
濱田さんはすぐ後ろに下がっちゃたんだけど、柚木さんは体当たりして、押し戻す。それが本当に全力で、『母親』。
早く記憶を取り戻したくて絵を見たいと焦る僕を濱田さんはわりかし笑いながらはいはいはい、って流すんだけど、柚木さんの場合はそういう僕の複雑な気持ちを汲み取って少し言葉を濁して飲み込む演技。
あー『母親』って感じがこっちの方がするんです。愛情深い母親っていうのかな。

 

母もどっち選んでもいいかなって気がする!

ただ主題がより伝わりやすかったのは
成河×濱田ペアで
それは濱田さんがというよりは
成河さんの場面ごとの緩急の付け方、年齢成長の使い分けをするから
1年目の悩み、3年目の悩みが違うこともよくわかり
一つ一つ乗り切った上に次の悩みがあって、最後の主題に繋がっていくのが巧妙に繋がりやすく、
まるで主役をやりながらもストーリーテラーもこっそりやってる成河さんの舞台感覚や、恐ろしい。

 

3)大切な人たち(浦井健治/成河)

成河さんの多役の演じ分けは本当にすごい。

お父さんはお父さん。友達は友達。ネイティブの英語の先生は先生(これカタコト日本語のイントネーションがうまくて笑い起きてた)。
ほんとそこはすごい!!声まで違うんだもん。

逆に浦井君の場合は、演じ分けはあまりなんだけど
自分のパーソナリティにあっている訳については舞台を盛り上げる感じで元気で笑いを取る。笑。

友達とかもほんとまんま。子供役とかも変な動きをして観客の笑いをつかんだり。

 

個人的には成河の父がかっこよすぎたんで、成河さんが好きですが、

でも浦井君もおもしろかった😂

 

5、話したい議題

1)85分のミュージカル、どうでした?

2)それぞれの役の素晴らしかったところはどこですか?

3)ストーリーで感じたことを教えてください。