Hand Of Muse

ミュージカル🎼と芸術(美術🖼)活動について。

【フレージング法】⛄

【フレージング法】⛄


この台詞を、どう喋るべきか。

その台詞がどういう構造になっているかを分析し、意味合い(想念)の変化が起こっているところで息を吸う演技法の一つ。

 

【やり方】

①台本のセリフは句読点をすべて省いて読む。

■句読点■
句読点は読み書き言葉のためのもので、話し言葉のものではありません。 
人間は通常、あるひとつの意思(意志)を伝えようとする時には、文章の途中ブツブツと細切れで話すことはありません。
ひとまとまりの意思(意志・想念)のかたまりで、ひとつの流れの中で言葉を続けます。
しかも、そのほとんどは途中で息継ぎをすることなく、ひと息で話し終えるのです。

 

②意思(意志・想念)の変わり目(意識の方向性が変わる場所)を鉤括弧(かぎかっこ)で書き表す。

意思(意志・想念)の変わり目(意識の方向性が変わる場所)を、劇団四季では“折れ”と呼んで、台本上に鉤括弧(かぎかっこ)で書き表します。
大きな折れ(大折れ)や小さな折れ(小折れ)があります。
大折れの時はしっかりブレスをとったり、
心理的には小さな折れがあっても流れとしては続けて語る箇所は“リエゾンする”などという表現を使って、台詞(セリフ)の想念の流れを可視化(目で見えるものに)するのです。

 

 

【実際自分がやってみた練習】

こちらの音源を使ってフレージングの勉強をしたのですが、
ジブリ - 声劇 ハクとの出会い 千と千尋の神隠し by norichan320 on Smule

 ワードで書き出してみて、フレージングを考えてみて、フレージングを考える前と考えた後で録音してチェックしてみました!(チェック後の音源、公開できずすみません)

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【やってみた感想】

・セリフを言葉ではなく、主人公の感情でとらえる意識が高まったと思います。
この人なんでこのセリフを言ったんだろうとか、想像していくと、細かい感情の移り変わりとかが見えてきて、『あ、この子ってこういう子なのかな』とか理解が深まったと思います。

・後、飽きないなって思いました。単調なセリフでもこころの折れの部分を理解していれば、怒りや絶望など小さな折れを入れることで単調にならないで読める。 

・セリフをしっかりとらえらえるようになると『この子のこの作品での立ち位置ってどこなんだろう』『作品ってどういう作品なんだろう』とすごく作品自体も掘り下げて考えるようになります。『作品から見てここの感情はやっぱり怒りにしといたほうが自然かな』とか。セリフ一個を真剣に考えることが作品自体もより深く知る行為になったことが面白い経験でした。

 

【参考WEB】

劇団四季の演技メソッド - 劇団四季に入るには?~オーディション合格への道

知っているようで知らない「劇団四季メソッド」 [ミュージカル] All About