行ってきました!鈴木敏夫とジブリ展!
個人的にはジブリがどのように作品作りをしているかということを学ぶ中でいい刺激をもらえたらといってきましたが、鈴木敏夫さんが考える“ジブリ”のプロデューサーというお仕事の深さに驚いたり、資料は全部直筆でジブリという作品を生み出すための莫大な労力を感じたり、エンターテイメント性のある展示や食事の数々に目で見て楽しむこともできました。
●展示内容●
A:鈴木敏夫の書コーナー 力強く引用された深い言葉の数々が良かったです!
B:少年期~青年期 鈴木敏夫になるまで
C:鈴木敏夫の愛した昭和映画
D:徳間書店時代
E:映画のイラストと書の引用(Quotoes)
F:ジブリにまつわるエクセトラ
・宮崎駿、高畑勲、尾形英夫、徳間康快
・作業工程、SMコンテ、宣伝、ポスターラフ、企業向けパンフレット、
企画書づくり、監督の相談役まで鈴木敏夫プロデューサーが行っている仕事!
G:自分のためではなく、他人のために。
~制約がかけられているからよい仕事ができる~
H:人生&恋愛おみくじコーナー(✿湯婆婆 ✿銭婆)
I:鈴木敏夫の今を知る。
J:湯屋の模型
●面白かったところ●
C:父が邦画を愛して、母が洋画を愛して、どちらも見に行くことができたというのがとてもいい背景だなと思った。鈴木敏夫さんの映画の見方というのは観察の視点が面白く参考になりました。
D:これまでの仕事からジブリに移るまでの経過から、ジブリのアニメなのにリアリズムに近い作風というのは、鈴木敏夫さんの取材班を経験したことが影響しているのかなと思えたこと。
F:監督の相談役になるという仕事をプロデューサーの仕事に加わっているのが新鮮でした。今まで宣伝を手が勝てなかった鈴木さんが宣伝に着手したとき、作品と時代のつながりを再確認するきっかけになった的なことが書いてあたのが、確かに宣伝や経済を考えていくとそういった着眼が増えるから面白いなと思いました。
あと作業工程とか全部手書きで、レイアウトも詳細にわかりやすく、かつみやすいのがすごくて私もこんなふうにアナログで情報をしっかり鍛えていきたいと思いました。
H:おみくじは深い。おみくじコーナーにあまり解説ってなかったのですが、英語版の展覧会解説をみたらぜにーばのモデルって鈴木敏夫さんだといったアナザーストーリーが読めて、映画版の解説文は展覧会にない説明がちょこちょこあったので、もらうの必須だと思いました。(写真参照)
会場でもらった冊子:鈴木敏夫さんが団塊の世代だと書かれていて、その世代の意味を知らなったので調べてみたいのですが「毎年確実に上昇して来る人数の塊は、より高い賃金とより高い地位とを求めているのだ。高度成長時代に社会人としてスタートした彼らは、『明日は今日より豊かであろう』という夢を、今なお捨てようとはしていない」と。鈴木敏夫さんのお金や会社にこだわらずいい作品作りをする環境だけにこだわってきたのはまさしくこの段階の世代の精神だろうというお話がありました。こういう考えで歩み切れている人がいるんだなと感心しました。
最後に!!
英語のパンフレットはもらえるならもらった方がいいです!
会場の補足説明とか日本語展示に書いてない情報もあったのでファンなら必見!