【ワールドカフェ】『なぜ美術館にいくのか（何を求めて)』⛄

⛄【ワールドカフェ】『なぜ美術館にいくのか（何を求めて)』⛄

⛄テーマ⛄
『なぜ美術館にいくのか（何を求めて)』座談会

⛄メンバー⛄

N：のりちゃん（幹事）　
M：まことさん

J：じろうさん

A：めだかちゃん
K：まきのり

⛄目次⛄

話し合った内容

⛄⛄⛄⛄ 

１、フリートーク。なぜ美術館にいくのか（何を求めて)。

①心のストレッチ。 本来自分が知っている”自分の美しさ”に出会うい直しに行く。
②人と話しながら美術について知るコミュニティの楽しさ。
③ 自分にはない視点で美しさを描ける人を知りたい。
④画家の気持ちが伝わるのが楽しいから 。
⑤ 絵を通して1つとじっくり向き合うことで、自分とも向き合える。
⑥ 画面越しで見えないものが見れることが楽しくて見に行っています  

N「心のストレッチですね、目で見ていていろんな感情に触れられて心が癒される」

M「自分が見始めたきっかけはプライベートや仕事が１年前ぱっとしなくて、変化が乏しかったので、興味がなかった美術を見てみようかなと。しかも社会人サークルに参加してみようっていうのも大きな変化で。初めてサークル参加して企画展（アルル）について話したのは面白かったですね、知らない人と話したり。美術の絵を見ると言うよりは、そういう非日常的な空間が楽しいです。美術館に1人で行ったこともないし、自分の場合は絵がメインじゃなさそうで、コミュニティなんでしょうね。最近はそう思い始めている美術サークルに行ってますね」

J「美術館に行くよりもまずは絵を描いていた。絵を描いていると一つの事柄をじっくりしれて楽しいですし。自分にはない視点で美しさを描ける人を知ってみたいなというのがきっかけで美術館も行きはじめて…自分でもっときれいな絵を書きたいと思ったときに参考にする目的で…」

N「参考にしたい人や美術館ををえらんでから行きますか？」

J「好きな人の絵ですね。自分に近いものを選んでいるかも」

N「絵を描くモチベーション的なものですかね」
J「絵はきれいなものですので、見てると気分がいい。絵を描いていることで対象をよく知れる、これが一番好きな絵というものがない。自分の一番好きな絵は自分で作るしかないとも思います」

M「自分にとって美しいものを追求するっていうのが自分とは違うますね」

N「私とめっちゃ同じ！」

J「表面的なきれいさっていうのもあるし、自分にっては”生命力”というのが表現が近いかもしれません」

M「自然そのものは芸術と感じる派ですか？」

J「そうですね」

N「同じ―！めだかちゃんはどうですか？」

A「絵を見ると多少その人の気持ちが伝わるのが楽しいからいきますかね」

N「憑依型ですね、ぶれなく！」

A「絵は能動的に見にいかないとわからないものだなって最近感じます。絵は静止しているじゃないですか。小説は読むと物語として入ってくるし、映画もそうですよね。絵は見たとき、同時に自分で問いかけられながら見ているものだなと」　

N「絵は与える情報が少ないからそうなるんですかね、１枚しかないし。そうすると自分で保管する余白がたくさんある」

A「そうですね、絵は急かしてこないですね。1つとじっくり向き合える」

M「余白があるかないかってどう違うんですかね」

A「映画は見終わってから自分が出てくる、絵は対面しながら見えますよね。」
M「詩も近いんですかね」

N「友達になりに行く感覚と似ていますね」

A「そうですね、人間関係に近いのかも」

N「美術館ってよくリラックスできるなんて言われますが、メディテーションに近いんでしょうね、１個の事柄にまっすぐ向き合いやすい場、そういうのがメディテーション効果を生んで、リラックスした気持ちにさせるのかもですね」

J「単純に美しいものを見ると癒やされるますしね…」
N「美術館で本来自分が知っている”自分の美しさ”に出会い直しに行くというか思い出しに行っている部分もありますね、日常で汚いものを見すぎたときに視覚的に塗り直してやろうと（笑）」

M「お風呂でリラックスするのに似てるんですかね」
N「そうですね、何でリラックスするかだと思うんです。人間どこでリラックスするかは五感で分けられているので、私は耳と目ですけどまことさんは触覚優位なのかなと。まきのりはどうですか？美術館を見る理由」

K「私は絵を見たいからいきますね。大学の授業で美術史、デッサンを学んで美術館に対する興味が増えて見に行って、画面越しで見えないものが見れることが楽しくて見に行っています」

N「画面越しで見えないなにかってなんですか」

K「ゴッホとか実際見てすごかったですね。叫んでいるような感じがして。切り詰められる感じ（ゴッホとゴーギャン展）」

☞小さい美術館大きい美術館のあたりはずれについて。学芸員によると思う。という話を少し。

２、特別トーク。感性はどこからくるのか。

N「絵の見方って誰とかかわったかがでるなぁと私は感じますね」

M「みんなは絵の見方が感性派だな！と僕は思うんですね」

N「例えば？」
M「”芸術が格式が高いものじゃないんだよ”とか、”芸術は考えるな、感じろ”とかそういう考えがもうすでに感性がない自分には感じられない考えで…だから自分はひとまず知識を身に着けてから美術館は見に行ったほうが面白いから今はそうしているんですが」

J「絵ってなんの知識がなくても感じられるものだと思いますが」

M「でも僕は違って、補填するものがないと感じられないんです。おそらく感性がいい人は心の中で僕が10色しか感じていないものを90色とか感じられているんですよね」
N「自分の経験をどれだけ絵の具（言葉）にして話すかの違いかなぁとも感じますが。どれだけ経験を積む機会があったのか」

M「自分は感性のある人の話を聞いているとわからないことばかりで言語化して！って思うんですけど」

N「そのわからないっていうのが、能力的にわからないのか、好みであえて吸収していないのかが気になるところですが」

M「あー好みかもしれないね。でも僕はみんなのを聞いていると90色になりたいなって思っているんですよ」

N「私もそうだったので、ひたすら感性が素敵だなって人を見つけてひたすら言葉や行動を真似しまくりましたね」
M「いやでもそれはもともとのりちゃんが90色を持ってて、ただ言語化を学んだだけでは？」　

N「いや、私にはなかったですね、だからひたすら吸収して…でもそれがしっかり言葉にできるまでも時間がいりましたね、こういうときよくヘレン・ケラーの話を思い出すんですけどヘレンケラーって耳も聞こえない、目も見えないになって、”ものに名前がある”ということを知ることになるまでのシーンが舞台化として有名なんですけど、私もとにかく人の感性に触れまくってでも本当にそれが自分の中で自分のものとして目覚めた瞬間は一瞬で、奇跡みたいなものというか」

A「わかります、でも積み上げたものがあって、閃くときは一瞬で」

N「そうなんですよね、それまでの積み上げも大事だし……。で、その閃いてからは数珠繋ぎみたいにわかっていくんですけど…それには感動して。だから私は自分の感情って作り上げてこれるって思いがあって。 自分だけだと最初は赤って感情しか知らなかったとしても、 人が感想でワインレッドについて話していて、ふーん、ワインレッドってそう話すんだなって知って次につなげて、それで次の会話がワインレッドだったらそこから対応できるし、もしブラックレッドの話だったらまた知らないから知っていっての繰り返し、経験をどれだけ貯めるかって感じで」

M「なるほど、そうやって感性を積み上げていくんですね、そして今自分がやっていることも芸術に対する感性を積み上げていこうといろんな知識を吸収したり、人と話しているんですね。感性貯金がどれだけあるか」
N「自分の中の経験に伴う絵の具をどれだけ貯めていけるか……」

M「僕は今きっとその作業をしていて、だから今話していて楽しいんですね」

 

 

３、５分で一年前に動画テーマで開催したログがあるのでそれを読んで、改めて感じる美術館の魅力。

過去に同じような議題で話し合ったことがあります。

まきのり、じろうさんは読んで何を感じましたか？

bn-tyconist.hatenablog.com

J「芸術って格式高いもんって感じられていることに驚きました。形から入る人多いんだなって。自分、登山とかもやっているんですが、普段着で登っていて、非常用はしっかりリュックに入れいるんですが、周りはみんなそれなりの格好をしていて、ほかの登山者に『軽装だなー』って声をかけられたり」

M「ジロウさんからすると。普段着で見に行けばいいじゃないて感じなんですかね」

J「敷居の高さをそういうのが作り出しているのかなと。日本は基準化それからそれるとおかしいとなりやすいので」

M「やーでも教養とか何かがないと美術館はいっちゃいけないと感じますね」

N「感性で物事見ているから周りの評価は気にならないって感じなのかなぁ」

J「価値観も関係しているかもしれませんね。ものの基準をどこで持つかでしょうか、社会、自分なのか」

N「どっちが好みかって感じですかねぇ」

M「自分が楽しめればいいじゃんってことですかね」

J「あんまり人の目を気にしすぎると動きづらくなるもんですしね」

N「私とかはそういう周りの目を気にするのを直したくて…美術って教養ないといっちゃいけねーぜみたいな雰囲気を、教育学を学ぶと、日本の教育が間違っているんだなってうのもわかってきて、自由な感性を取り戻したくて社会に抵抗するために勇んで行き始めたのが私にはあって」

M「どうなりましたか？」

N「結局勇んでいったものの、美術館にいくと自分の感性が前述したようにどんどん自由になるので、それが楽しくて、結局楽しむことにウェイトが移行しちゃって動悸はどこかへ…笑」

K「日本の教育もかなり影響しているのかもですね」

N「日本はお茶飲みなが芸術を語る習慣もないしね」

K「海外だと学生は美術館が無料だったり、国民の芸術に対する感性が育ちやすい環境もありますし。身近じゃないんでしょうか」

M「戦後高度経済成長期に日本は利便ばかり考え芸術をおざなりにしてきた部分もあるしね。それでその中で芸術を見ようとするとやはり浮いてみられてしまう」

N「逆にたくさんの人と話すのもいいのかもしれないですね。日本だけでない多様な価値観…例えば海外のこととかを知れば…海外の思想も愛していけば格式だかさが減るんじゃないかな、モノの価値観は一つじゃないことを知れば」

J「海外に行っちゃうとか」

K「いや、それでもやっぱり人の目は気になります」

J「僕の場合は、人の目を気にするよりも単純に合わせて生きることよりも自由に生きるほうが楽しいって感じなんですよね。あ、そうだ、自分でなんか作るのもいいんじゃないですかね」

N「あ！それいいですね！何かを創る行為は”自分との結びつきが強くなる”と何かで読んだことがあります。確かに個との結びつきが強くなれば、他人と自分をもっと客観視できて気にならなくなるかもですね」

M「絵はハードル高いなー」

N「じゃ、カメラは？」

M「それなら…」

N「では１年後に向けてちょっとカメラ挑戦の感想を楽しみにしています笑」

４、美術館でしかない魅力とは何か（音楽、読書、ほかの芸術の魅力に触れながら）。

今回のを受けて感じたことを一人一人言っていってお開きにしたいと思います！

メダカ「自分と向き合うためにいくってことですね。昔は絵を見てくると浮かんでくる、感情移入するのが楽しくて言っていましたが、そこからさらに自分に向き合う機会につながっていった感じがします」 

ジロウ「感動の仕方がみんな違うのが面白かったです。改めて考えると音楽は直接感情に訴えかけるものだし、物語は共感や追体験をするもので、僕にとっては絵はあっさりしていますね、単に好きなものを好きなように見るといったものですね」

まきのり「美術館にいくと作品の色を五感を感じられて自分の経験にできる。（絵だと一点ものだから、出会うまでのハードルが高いというのが高揚感にも結び付いてるのかな？Byのりちゃん）」

まこと「感性貯金が楽しいってことに気づきました。それは美術館じゃなくてもいいのかもしれないけど。今は美術で色の種類を学んでいる。違うことに顔を出したらそれも感性になって面白いかもしれませんね」

のりこ「美術って私は視覚で入ってくるものってところだけがほかの芸術との違いかも。絵も歌も全部自分で組み解きながらものにしてくれるとき自分に与えてくれる影響って一緒なんだけど、その影響っていうのが改めて自己分析を深めてくれてるんだなってことを学びなおせました。１年前の記録を読むとすごくビギナーだったなって思えて、これから自分がどう感情を得たり変わっていくのかまた楽しみです！」

また１年後に――。

●Let’s enjoy together!●

社会人芸術鑑賞サークル（Club of ART）

https://tunagate.com/circle/23198 

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